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平成25年度名古屋市伝統産業活力向上事業「伝統産業の可能性を探る!」第三回

日時:2013年10月18日(金) 安保ホール

講師:小泉 誠 氏

 

愛知の伝統産業をもっと活気あるものにしていこうと開催されるこのセミナーは、今回で三回目となり、多くの伝統産業に携わる方たちに参加していただきました。第三回目の講師として、今回はデザイナーの小泉誠さんにお越しいただき、小泉さんのデザインに対する想いや、小泉さんご自身が行う社会への貢献のお話をたっぷり聞かせていただきました。

講演は、小泉さんが今までデザインされてきたモノの写真をお見せいただきながら、そのときに感じた想いや、そのデザインの工夫を小泉さん自身の口からお聞かせいただき、参加者の皆様も興味深そうに小泉デザインを写真から堪能していました。

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お話の中で小泉さんは古いモノを使い続けることへのこだわりということについて語って下さいました。

「道具は使い続けることでどんどん育っていく。」作ったモノをずっと使っていただけるような、物理的タフさと、美しさと、機能が生きるという条件を備えたモノを作るように心がけている、逆にすぐに売れるものづくりの仕方を教えて欲しいと、笑い混じりにお話されました。

また、今回の講演の中から、小泉さんはデザイナーとメーカーの信頼関係をとても大切にしていることがうかがえました。小泉さんは参加者の皆様の前で、デザイナーとメーカーの関係を、夫婦のようにとらえてお話ししてくださいました。

小泉さんにとってデザイナーは、妻であり、メーカーという名の夫に、ずっと寄り添う関係であり続けたいとおっしゃっていました。このような考えからもうかがえるようにメーカーとの関係をとても大切にしている小泉さんは、縁があったメーカーとは「長期的な付き合いと信頼関係を築きたい」。とお話ししていました。

セミナーの後半部分では参加者の方からの質問にも丁寧に答えていただき、参加者の皆さまも積極的に小泉さんに質問を投げかけていました。

その中でも最も熱くお話ししてくださったことが、『この会社だったら長くやっていきたいと思う基準は?』という質問でした。この質問に小泉さんは、“自分自身に役目があるかどうか。”だとおっしゃっていました。

依頼をいただいても、自分がいなくても大丈夫そうなところや、すでにいろんなデザイナーと仕事をしているところは自分がデザインをする意味を見いだせない。と、小泉さんのデザインに対する想いに、参加者の皆様も熱心に耳を傾けていました。

小泉さんの思いや、素晴らしいデザインの数々を目の当たりにし、今回も参加された方たちの満足げな表情とともに、時間を惜しまれながら大きな拍手とともに終了しました。

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