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開催日: 平成27年2月7日(土)12:00~14:30

参加者: 13名

会場: 割烹とよだ ( 日本橋 )

開催レポート

おだやかな小春日和のなか、新年初めのNPO MIJP主催のワークショップは
「日本橋かるた」を楽しむ会でした。
 
今回ご協力いただいたのは、日本橋かるたを発案された
日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会の、水戸部 孝子さん。
会場は、日本橋で幕末文久三年創業の「割烹とよだ」さんにて開催いたしました。

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まずは、割烹とよださんの美味しいお料理に舌鼓。
自然に場の雰囲気も和み、会話もはずみます。
 
ワークショップの皮切りに、水戸部さんからかるたの歴史や日本橋かるたの
成り立ちなどのお話をいただきました。
「かるた」は、もともとポルトガル語の「紙」を意味する「カルテ」に由来し、
鉄砲と一緒に日本に伝来しました。
 
江戸時代に二つの用途に分かれて発展し、「いろはかるた」は家庭や職場での教えのツールとして、
「花札」は、賭博のツールとして広く親しまれました。
後に「花札」は賭博の禁止令とともにすたれていきますが、
日々の暮らしや仕事の教えに根ざした「いろはかるた」は今日まで全国で息づいています。

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いまや全国に「郷土かるた」が存在し、地域の文化、ことわざ、偉人、方言などを
後世に残すツールとして数々誕生しています。
 
関東と関西では同じ意味合いでも表現に違いがあるようで、
関東では「犬も歩けば棒にあたる」が、関西では「一寸先は闇」となり
関西のほうが少し教訓的な言い回しが強いそうです。
 
一方、日本橋かるたは、バブルがはじけて再開発がすすみ、日本橋の文化が消えつつある頃、
それを後世に残したい、子供たちに伝えていきたいとの思いから、水戸部さんが発案。
日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会の記念事業として完成しました。
 
読み句は一般に広く公募し、絵札は歌川派の発祥の地としての日本橋を象徴するように
歌川派のルーツをもつ伊場仙さんの協力を得て、子供たちには親しみづらいかもしれないがあえて
浮世絵を採用したそうです。

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また、「日本橋かるた」を広めるため、日本橋界隈の小学校に働きかけ、「かるた大会」を開催。
いまや教育委員会などの協力のもと、日本橋の全6校が参加する一大イベントにまで成長しました。
また、マンダリンホテルに絵札の原画を展示したことがきっかけで、
海外のお客様からの関心の高まりに応え、最近「英訳版のかるた」が誕生しました。
 
水戸部さん曰く、「日本橋の文化を伝えることは、すなわち日本の文化を世界に伝えること。
伝統や文化を後世に残す思いは、世界共通なので、必ずや海外の方にも通じるはず!」
実際にお持ちいただいたので、一度だけエキシビジョンマッチということで体験しましたが、
読み句が英文で、取り札は日本語版そのまままので、日本語の読み句を頭に入れつつ
その意味合いの取り札を探すのは、なかなかの難易度の高さでした。
 
さて、かるた大会はトーナメント制で4回行い、水戸部さんが札を読み上げてくださいます。
たすき掛けで気合十分の人あり、つい力が入りすぎて札を強くたたきすぎ、手を痛める人あり
久しぶりに触れるかるたに、みなさん童心に帰ったようです。
接戦の末、上位3位までと敗者復活1名に豪華賞品が授与されました。

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水戸部さんのお話で印象に残ったお話があります。
「お孫さんを持つおじいちゃんおばあちゃんの世代から、
かるたを通じて孫と触れ合う機会が増えました」と感謝の言葉をいただくそうです。
 
とかくゲームなどのひとり遊びに夢中になりがちな昨今の子供たちですが、
読み手がいなければ成立しないかるたが自然と交流のツールになっていることに、
水戸部さん自身も想定外の効果だったといいます。
 
あらためて、かるたの持つ力を再認識しつつ時の経つのも忘れるほど楽しい一日となりました。
また次回も楽しいワークショップとなるよう、メンバー一同頑張ってまいります。
 
最後になりましたが、賞品のご協賛をいただきました皆様ありがとうございました。
 
[ 協賛企業 ]
◆ まくらのキタムラ [ http://www.kabu-kitamura.com/ ]

◆ THE COVER NIPPON [ http://www.thecovernippon.jp/ ]

◆ 株式会社 NAGAE [ http://www.nagae-seto.co.jp/ ]