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開催概要:

紙すき体験、オリジナル「暑中お見舞いはがき」と「ポチ袋」を合羽摺りにて作成。
小津和紙資料館ギャラリーにて展示されている「手漉き和紙四人展2015」の見学。

開催日時:

2015年6月20日(土)

開催場所:

小津和紙 ( http://www.ozuwashi.net/ )

開催レポート

6月~ 江戸を愉しむワークショップ 初夏 ~ 『 和紙をつくる、つかう。』

テーマは「和紙」。
昨年、日本の手漉き和紙技術が世界無形文化遺産に登録されたというニュースも
記憶に新しく、最近では少しずつ「和紙」に興味を持つ方が増えています。
今回のワークショップでお世話になったのは、創業1653年から現在も変わらず
日本橋で和紙専門店を営んでいらっしゃる小津和紙さんです。

まずは和紙が出来るまでの工程を手漉き工房ご担当の高木さんに教えていただきました。
高木さんが手にしているのは和紙の原料の1つ「楮(コウゾ)」の枝です。

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和紙には「楮」「三椏」「雁皮」の3種類があり、人工栽培のできない「雁皮」で作られた和紙は
一番滑らかな仕上がりとなり、最高級だと言われています。

「楮」で作られた和紙は透けてみると繊維が見える感じです。
ワークショップではこの「楮」を使ったのですが、楮の木は蒸してから木の皮を剥ぎ、
その皮を干して、更にその皮の内側だけをこすりとって原料にする、という
「和紙」を作る手前の作業に大変労力を要することを知りました。

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また、通常我々が使っているパルプを原料とした紙とは違い、
“和紙は1000年持つ”と言われる所以がこれら原料をみるとよーくわかります。
こちらがパルプ。

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手に取るとぽろぽろしています。

こちらが100%「楮」。

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引っ張るとまるで真綿のように繊維が力強く混ざり合っているのがわかります。
この天然繊維が耐久性を持ち、何百年もの前の書物を今でも残しているのでしょう。
それでこの「楮」を水に溶かすと、ようやく和紙をつくる最初の段階になります。
前後左右に各30回×3回ほど揺らして、

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この状態。

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そして乾かして、出来上がり。

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見た目は簡単そうですが、参加者の皆さんは水の入れ方、抜き方、微妙の揺らし方など
所々苦戦されていました。

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ちなみに水に溶けた「楮」を水槽からうまくすくいあげているの簀子の様なものを「ざる」と
呼ぶそうです。うまく水を捌けさせ、繊維を残す、その微妙な間隔に竹ひごを編んだ「ざる」は
今、作り手がいなく大変貴重になっているというお話も伺いました。

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こちらの大きさで10万円!
手漉き和紙を終え、次は3階の資料館へ。

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創業当時から同じ場所に変わらず営業されている
小津和紙さんは昔の浮世絵にもその建物が見つけられます。
当時は小津和紙があったところが日本橋の繁華街通りだったそうです。

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そしていよいよ、合羽摺ワークショップ。
合羽摺とは今で言うところの「ステンシル」。
着色したい部分がくりぬかれている型紙を塗りたい紙の上に置き、
絵の具などでぼかしを活かしながら絵柄を映していきます。
講師は中村葉子先生。

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まずは自宅でも楽しめる合羽摺の型紙作りを教えていただきました。

こちらは半纏、のれん、てぬぐいなどの染元・販売店「高虎」の職人さんオリジナル作品。
とても風情があります。

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この他にも先生が夏の風物詩となる型紙をいくつも用意してくださったので、
参加者の皆さんは時間の許す限り、黙々と夢中になって合羽摺を楽しみ、
思い思いのオリジナル暑中お見舞いはがきやポチ袋、ちょっとしたメッセージカードなどを作り、
盛況の内終了いたしました。

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引き続きNPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクトでは昔ながらの良き伝統を
肌で感じられるワークショップを皆さまへ提供して参ります。

 

問い合わせ

NPOメイド・イン・ジャパン・プロジェクト事務局

info@madeinjapanproject.org (お名前、ご用件必須)

http://madeinjapanproject.org