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12月10日(土)に東京ミッドタウンにてNPO法人メイド・イン・ジャパン・プロジェクト本部主催のワークショップ「森と木の話」を開催致しました。

デザイナーの村澤一晃先生による、モノづくりの手前の素材を知るワークショップです。森があり、木があり、そこから道具が生まれる。そのシンプルな環境を考えてみるいい機会となりました。

前半は村澤先生による現在の日本と世界の森林事情、そして日本における木材の使われ方やその現状などのお話でした。日本は国土全体の65%を森林が占める世界有数の森林資源保有国である。その一方で、世界の丸太貿易量の約半分を輸入しているという一大木材輸入国であるということは驚きでした。その背景には戦後の住宅需要の急増により、スギやヒノキなどの成長の早い木がどんどん植林されていったが、日本における住宅工法の変化により、国内産の木材需要が激減。その代わりに、海外から2x4工法のための輸入材が大量に輸入されているという事実は全く知りませんでした。

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こういった背景が近年の花粉症で悩む人達の増加にも影響していることを知ると、モノづくりが我々の生活にも密着していることを感じます。また、森林を維持していくために発生する間伐材を使って、様々なプロダクト開発をするデザイナーの取り組みなどもとても興味深かったです。

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後半はグループに分かれて木の名前を当てる「利き木」を行いました。これはテーブルに用意された9種類の木のピースを外観、香り、手触りなどの五感をフル活用して考えるというクイズです。木の特徴が書かれたヒントと照らし合わせながら、グループでそれぞれの木を推測していくという形式で皆さんとても真剣でした。改めて、いろいろな木を目の前に提示されていることで、それぞれの木の持つ特徴や違いなどが分り、とても勉強になりました。全問正解チームには素敵なプレゼントが用意されていたこともあり、最後までかなり盛り上がりました。

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今回のワークショップを通して、参加者の皆さんは知っているようで知らないことが多いことを改めて気付きました。森や木は日本人の生活に密着していながらも、木の名前やそれが製品になった場合の特徴などまではなかなか知りません。今回のワークショップを通して、モノづくりは製造することだけではなく、それ以前の素材の部分もとても大切だということを実感することが出来ました。参加者の皆さんにとってもモノづくりをより広い視野で考えるいい機会になりました。

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