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DENSAN ACADEMY 2015 第2回 開催しました。

2015.09.18

終了レポート

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1.DENSAN ACADEMY 2015 第2回 開催概要

 

期間平成27年9月5日(土)~9月6日(日)
会場伝統工芸 青山スクエア 2階(東京都港区赤坂8-1-22)
内容「マネジメント」「マーケティング」「デザイン」「情報伝達」「流通」などの各分野でご活躍のプロフェッショナルな方々を講師として、これからのつくり手にとって必要な、販路開拓や商品開発のベースとなる知識を体系的に取得する全4回の講座うち第2回
受講生43人 / 28産地

2.講座レポート

柳原 照弘講座6「なにをしたいかとなにをすべきか」
講師:柳原 照弘

第2回目の講座の初回は、現在日本のデザイン業界の若手で最も注目を集める柳原照弘氏による、実践ワークショップを行いました。モノづくりにおいて重要な「つくり手」「つかい手」「つたえ手」の関係性を、それぞれ 3 人 1 組になり、コミュニケーションを重ねることによってあぶり出していきます。なぜ、モノづくりにおいても対話が重要なのかをワークショップを通して体感できました。後半はワークショップの内容を踏まえて、講師の関わった事例を紹介しました。

桐山 登士樹 講座7「伝産ブランドへのブランドフォーメーション 伝産のブランド体系考」
講師:桐山 登士樹

DENSAN(伝統的工芸品産業振興協会)の海外販路開拓のプロデューサーとして伝産ブランドに造詣の深い講師による、ブランドという概念やブランドの作り方に関する基礎講座でした。前半では基本的な考え方を学び、後半では 2 つの事例を通して学ぶことで、自身の工芸品に置き換えて考えることができたようです。ブランドの重要性に改めて気づかされ、自分のモノづくりにどのように活かそうかと具体的な手段を考え始めた受講生の声を多く聞くことができました。

赤瀬 浩成講座9「夢を語り具現化する 事業計画書をつくり 実行するための方法とは」
講師:赤瀬 浩成

講座は、各自の事業理念をグループごとにディスカッションしたうえで、全体発表するところから始まりました。宿題として前回のテキストも持ってきていただきましたが、受講生の皆さん、ページがびっしり埋まるくらいたくさんのことを考え、書き込みされてきていました。次回は、各自が作成した事業計画書をもとにグループでディスカッションを行い、実践につなげていきます。

古田 菜穂子講座10 「IN & OUT の循環による世界に通用する日本のものづくりとは?」
講師:古田 菜穂子

グローバルな視点での世界に通用するモノづくりや、インバウンド戦略をどのように伝統工芸の世界に結び付けていくかを、講師が手掛けた岐阜県の事例などを中心に学びました。前回の交流会でもインバウンドの話題は各テーブルに頻繁に上がったことや、講座後に講師の前にできた受講生の長蛇の列をみても、インバウンドの関心の高さが伺えました。

:桜井 里子講座11 「ソーシャルメディアを活用し見込み顧客を獲得する」
講師::桜井 里子

第2回目最後の講座は、情報発信に関する講座でした。これからの作り手は、自分で作ったものの価値を正しく自らの手で発信していく必要があることから、情報発信のツールとしてより扱いやすい Facebook を中心に講座は進められました。実際の使い方に始まり、注意点や効果的な使い方を事例を通して学びました。講座の最後には、実際に DENSAN ACADEMY の公開グループを作ったので、今後活用していく予定です。

3.統括

第2回目となる今回は、前回交流会があったこともあり、受講生同士もだいぶ打ち解けてきました。前回も含め、講座中に行ったディスカッションを通して、お互いの産地や作っているものは違えど、根本的に現在抱えている問題に共通点がとても多いことがだんだんわかってきたようです。また、今回はモノづくりに造詣と興味の深い若手消費者 10 名をゲストに招き、消費者目線の意見を直接受講生に届けていただきました。普段出会えない方との交流により、大いに刺激となったようでした。来月に向けて課題も出されており、学びはさらに続きます。

4.開催風景

開催風景
開催風景

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