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DENSAN ACADEMY 2015 第3回 開催しました。

2015.10.13

終了レポート

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1.DENSAN ACADEMY 2015 第3回 開催概要

 

期間平成27年10月3日(土)~10月4日(日)
会場経済産業省 共用会議室(東京都千代田区霞が関1-3-1)
内容「マネジメント」「マーケティング」「デザイン」「情報伝達」「流通」などの各分野でご活躍のプロフェッショナルな方々を講師として、これからのつくり手にとって必要な、販路開拓や商品開発のベースとなる知識を体系的に取得する全4回の講座うち第3回
受講生43人 / 28産地

2.講座レポート

下川 一哉講座12「伝統工芸とデザイン 大切なのはデザインプロデュースとデザイン戦略」 講師:下川 一哉
第3回目の講座の1コマ目は、伝統工芸産業の今後の方向性を見定めたデザインプロデュースや、幾つかの実例を挙げながら、伝統工芸における意匠権の登録やデザインの活用例、知的財産権を活かした戦略を学びました。また実際に講座中、特許情報のプラットフォームである、J-PlatPatを用いて意匠や商標の調べ方を学びました。これにより、作り手が苦手としがちなデザイナーとの付き合い方のヒントも得られました。

 

赤瀬 浩成 講座13「計画を創り 達成する」 講師:赤瀬 浩成
前回の講座から課題として出された、実行計画・収支計画を含む事業計画書シートをもとに、各グループディスカッションを行いました。事業コンセプト→事業ドメイン→事業ビジョンの作成で多くの受講生が躓いていました。産地同士、作るものは違えど悩みに共通項がありましたが、この講座でも、悩みどころが似ていることが改めてわかりました。

 

村澤 一晃講座15「カタチの意味とデザインの役割」 講師:村澤 一晃
モノにはすべてカタチがあり、それらにはすべて意味があることを改めて楽しく気づかせてくれる講座でした。また、カタチの持つ意味やモノの背景を、事例や講師のコレクションの玄翁を実際に手に取りながら改めて学びました。今まで見えていなかった「モノの本質」を探り、本質的なモノづくりは、持続性のあるモノづくりへと繋がることを教わりました。
日曜日の1コマ目の講座でしたが、皆さんにどんどん発言してもらい、朝から脳をフル回転でした!

 

桐山 登士樹講座16 「伝産ブランドのブランディング 日常を強みに変えるアクション考」 講師:桐山 登士樹
前回の講座、伝産ブランドへのブランドフォーメーションでは、伝産ブランドの基礎編を学びました。今回はそれを踏まえた実践編ということで、受講生の10名が発表、講師に講評いただきました。発表は前回の講座後に出された課題、「自分の扱う工芸品に関するブランドフォーメーションのプレゼン」をもとに行われました。突然発表に指名される中で、10名、無事やり切りました。さらに、立候補や追加指名でもう2名の発表がありました。
自分の扱う工芸品、ひいては産地全体の活性化にまで思いを巡らすきっかけになりました。

 

3.統括

第3回目となる今回では、受講生の意識の変化を感じることができました。
8月開講時の受講生の発言内容から3か月目の今回、確かな変化を感じています。
それは、日ごろ何気なく作っていた受講生の扱う工芸品や、生まれ育った当たり前の環境としての産地を改めて見つめなおし、自分がそれらをこれから背負っていくという覚悟なのかもしれません。
3回目となる交流会では、若手デザイナーをゲストに招き、大いに盛り上がり2次会へと流れていきました。新たなコラボ品ができるかもしれませんね。
次回はいよいよ、品評会です。
受講生の作品をぜひ、みなさん見に来てください。
※JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2015の期間中、メイン会場の青山スクエア2階にて品評会を行います。
※JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2015はこちら

4.開催風景

開催風景
開催風景

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