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食べられる日本の伝統 ”組み飴” 工場見学会

2019.01.21

終了レポート

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MIJP倶楽部1月は、「食べられる日本の伝統 ”組み飴” 工場見学会」と題して、まいあめ工房の中村さんに主催いただき、日野菊商店さんの組み飴を見学させていただきました。
MIJPのロゴの組み飴になっていく工程を基に1時間半の工場見学がスタートします。

組み飴のデザインは、組み飴専門のデザイナーが行います。

組み飴は、溶けた状態からすぐに固まってしまうため、スピード勝負。
パーツが多いほど職人さんの負担が増していきます。

まずは、炊き上がった飴を冷やしながら着色していきます。簡単そうに見えて重さはなんと20キロ!

着色の終わった飴は、次々と机に移され、デザイン指示書を参考に今回は6人の職人さんで一気に組んでいきます。

色が変わったり、文字ができていくにつれ、子供たちのおーっという声や、大人たちの写真撮影に熱気が入ります。

直径30センチほどに完成したら次はそれを引き延ばして固め、カットし飴にしていきます。

一回の飴の量はおよそ3500個。賞味期限は一年でチョコレートと同じように菌がほとんど発生しない安全な食べ物なんだそうです。

大量に並んだ組み飴に女性を中心に大撮影大会が始まり、まだあたたかいできたての飴を工場の中で食し終わりを迎えました。

まいあめ工房と日野菊商店は共に若手の後継者で、それぞれの目線で伝統を残すことにチャレンジされています。日野菊商店の渡邊さんはどんなときにやりがいを感じるか?という質問に対して「今日のような一般の方が驚いてくれたり、子供が喜んでる姿」と答えていただきました。

今回はお子様の参加も多く、出来上がっていく様子をキラキラとした目で見つめ、いつもとは違った雰囲気となり、未来の後継者が育つことを願うばかりです。

ものづくりの裏側を知り、五感で食すことでこれからの文化は守られていくのだと感じたMIJP倶楽部でした。

主催いただいた、まいあめ工房の中村さんご夫妻、日野菊商店の皆様、ありがとうございました!

まいあめ工房
http://myame.jp/

日野菊商店
http://www.hinogiku.jp/

【メイドインジャパンプロジェクト倶楽部】
作り手、売り手、クリエイターの3つが、ななめにつながり、様々な視点で刺激しあい、メイドインジャパンについて楽しく学びあう倶楽部活動です。
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